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2005年07月30日

楽しきは糸魚川の生活 その3

DSCF0504.JPG

場内コース全景。ここからの眺めが大好きでした。
(人の教習丸見えなので、ある意味悪趣味か?)

第2段階の前半は梅雨にたたられ、当時友人に宛てたメールには
「雨の8号線はイヤー!!」って書いてあり
かなりストレスがたまっていた模様でした。

が。

後半は梅雨明け直前でずっと好天に恵まれ
効果測定も終わるとあとは学校へは運転のために行くだけ。
寮にいても暇だし、折角なので同じ敷地のプールに行くことにしました。
プールへは学校裏の姫川沿いを歩いて5分強。
水の溢れる美しい姫川と山並みを眺めながらの散歩は毎日の楽しみでした。
(写真はその散歩コースからです)

プールは温泉プールで、温かくて泳ぎやすくていつも人がいない(笑)
脇には体を温めるための温泉浴槽とミストサウナ。
私の地元のプールも源泉からかけ流しの浴槽がプール脇にあって
こういうプールって、後で筋肉痛がおきにくいの。温泉のせいか。
最初は歩くことから初めて、3日続けて通ったんだけど
最後卒検前日には調子に乗りすぎ1kmくらい泳いでしまい、
バカな私は筋肉痛で卒検にのぞんだのでした・・・

気持ちにも時間にも余裕の出来たわたくし
空き時間はプール、昼食はランチを食べに、夕焼けのひすい海岸までチャリで走り
夜は同じくひすい海岸での花火大会にアレもコレも・・・と後半は
まるで大学時代のサークル合宿のノリで遊び倒しました。
夏はまだまだなのに、これを書いていてももう夏休み終了!ってな感覚です。

でも「きときと寿司」だけ行きそびれたなー。くやしいわ。
(↑とは言っても、いつも黒部で行ってるじゃん)

前回のブログで予告した「適性検査」について。
適性検査、これは教習所で誰もがやるテストだと思いますが
http://www.dennoo.co.jp/od/
おそらくこの会社のテストではないかと思われます。
ロールシャッハに知能テスト、多種のテストがミックスされたもので
これで何で運転適性がわかるんだよ?!という代物です(笑)
確かに性格診断にはなるだろうけど。

これ、私結果「5A」だったんですよ。
「判断力」と「柔軟性」だけがBで後は全部A。
自分ではよくわかんないんだけどとにかく先生方みんなに「凄いねー」
と言われつづけ、何が凄いんじゃ!?と謎でいっぱいです。今だに。
安全な運転への注意点:なし。って書いてあるし(笑)なんじゃそりゃ。

でもねー、ロールシャッハってこれホンモノやったことあるけど
こういうんじゃないのよね。
本当は選択肢にないことを考えていても
選択肢で無理やり選ばなきゃいけないんだから。
というわけで、本当の自分がでてたのかどうかは謎。
でも決断力がウィークポイントなのだけは当たってるな。

そんなこんなで楽しい(?)カンヅメ生活も
いいかげん終わりを告げようとしていたわけで、
卒検の前日、帰りどこへ行こうかな?と計画を立てました。
まず海の日連休でその日に帰っても帰りがけに本免は受けにいけない。
というわけで卒検の日はどこかで1泊、
そしてどうせだから合宿の疲れを癒しに別の場所で1泊。
そう考えました。
おまけにこんな近くまで来てるんだから、黒部の知人を訪ねたかったし。

で、どうしたかと言うと
あまりの居心地のよさに宿舎に「延泊」を申し込んでしまいました。
最初は「狭すぎ」とか「タコ部屋」とか散々言ってたくせに・・・(笑)
結果、卒検に受かっても落ちても宿舎に1泊は決定。
次の日は長年泊まりたいと思っていた宇奈月に宿を取って、
旅の準備万端!!あとは卒検受かるだけ!!

・・・その3でも終わらないじゃないよ。

投稿者 Minako : 23:25 | コメント (450) | トラックバック (0)

2005年07月29日

楽しきは糸魚川の生活 その2

多分その2だけじゃ終わらない・・・番外編を入れるのか?

さて、仮免後すぐ第2段階の教習です。
第2段階も約1週間でコマ数はぐんと増えるので、
前半は朝から晩まで文字通り学校にカンヅメって感じでしょうか。
まー、仕事に比べたら「受け身」でいられるので楽だけど・・・

仮免の後すぐ講義に路上デビュー戦ってわけで
初めての路上が夜しかも雨後。
おまけに近視はひどくないのに乱視のひどい私は、眼鏡使用と言われなくても
こういう天候では信号機や速度標識がダブって見えるのよ・・・
というわけで本気で怖い運転だったのです。路上初めてだし。

場内で(今でこそ)たらたら走ってたのに比べて
糸魚川の場合幹線道路国道8号線が走っているので
いきなり60キロでいけー!!飛ばせー!!ってやらされまして(笑)
最初の時間はひぇー!?と恐怖体験の50分だったのでした。

で、最初の時間に当たった先生に
「あなたひょっとして音楽やってる?」っていきなり言われ
確かにね、今それでお金もらってるんですけどetc...って話をしましたら
車を流れに乗って走らせるのはリズム感と似てるんだとか。

今になってみると、リズム感と言うよりテンポ感かなあ?って。
ピアノ弾きにかかわらずメトロノームをつけて一定のテンポで練習、
ってのは音楽をやる人なら絶対やったことがあるはずだけど
演奏をある一定のテンポに保つことに似ている、と思うよ。
で、合流とか交差点右左折は「複合的な」例えばオケとか合唱とか
大人数でやる演奏で長い休符の後とか前奏の後に
自分のパートの演奏を始めることに似ている。と思う。

というわけでただひたすら路上に出たら、積極的に乗る=練習あるのみ!

2段階の学科はほとんど覚える箇所がなく
いうなれば「運転の心得」的なレクチャーが多かったかな。
その中でとても印象的な講義をなさっていた先生がいらっしゃって
私はその哲学的または心理学的なトークが大好きだったのですが、
そのなかで今でもたまにうーん、と考えてしまう
人間が生きていく上で絶対に切り離せない、
また心理学では永遠のテーマでもある「人間と人間との関係」
というお話が実に印象的でした。
人間と人間、つまり「自己と他者の関係」ってのは基本の基本ですから。

で、路上はというと大きく3つに分かれています。
★先生と1対1で路上で走ることになれる
★複数教習(高速、危険予測、自主経路)
★場内(方向変換と縦列その他)

走ることが怖かったのは最初の1コマだけで、
あとは高速も楽しくて複数になってからは「欲求不満」になるほど(笑)
運転は楽しかったです。
高速は北陸道の糸魚川I.Cからおとなり親不知I.Cまでで
走ったことがある人はわかると思うけど
ぱーっと日本海が開けてまっすぐ海がとても美しいところです。
何度か高速バスで黒部まで行ったときになんてきれいなのかしら?
と思っていたところを、自分で走ることができるなんて・・・。

自分では決して運転が上手いとは思ってなかったけれど
路上になってからは注意されることは1コマに1度もなかったかな。
どの先生も「安定してて安全運転」だと言って下さいました。
(この話を書いていて「適性検査」のネタを思いついた・・さてどうすべきか)

それではもう書ききれないので「その3」に続きます。

投稿者 Minako : 23:33 | コメント (477) | トラックバック (0)

2005年07月27日

楽しきは糸魚川の生活 その1.5

今これを書こうかと頭の中でプロットを練ってみると・・・
いかにしても後半1週間は「その2」だけでまとまりそうにないので
その1.5として教習以外の生活について。

♪美味しい味を求めて

今回何が一番飢えたかって、「珈琲」と「温かいごはん」。
両方とも合宿の寮で出ていたのですが・・・
日々美味しい珈琲を淹れることに精進している(?)、また物心ついた時から
両親のポリシーでご飯もおかずもできたてのアツアツという食事をとってきた私。
おまけに自分も料理大好きで、こだわりがあるのですよ。
美味しい珈琲と温かい食事がないのはさすがに辛い!
食事は決まった時間にすぐ行けない(講義があったりして)から
帰ってきたときはもう冷たくなったおかずだし、
朝だけサーブされる珈琲はリアルアメリカン仕様の「珈琲風味のお湯」だし(涙)
(いやホント、アメリカで珈琲頼むと大体珈琲風味のお湯)
普段ヨーロピアンテイスト、ジャーマンローストに近い豆を飲んでいる私
豆と珈琲セットをもって来るべきだった!!と激しく後悔。

それでも前半は余裕がないし、とにかく出かける元気もなく
与えられた食事を与えられるがままに口に入れていたのですが、
仮免に受かった日にお寿司屋さんに行ってから
もうすっかり寮で食事をとる気が失せてしまったのでした。
味が不味いわけじゃないのよ。ただ冷たい食事がイヤって私のわがまま。
相当食事にはうるさい(と思われる)私が食べても
美味しいご飯だったんだけどね。多分水が美味しいんだと思うよ。
だって、お酒も美味しかったもん!(笑)

というわけで後半はピアノつながりで仲良しになったMちゃんと
寿司に始まり焼肉だ、淹れたての珈琲を夜飲みに行ったりとか
あと先生が教えてくださったとんかつやさんとか
普段よりもボリュームのある食事で攻めつづけ
後半暇にまかせてプール通いをしなかったらどうなってたんだか?
というほどの摂取カロリーを誇っておりました。
大体週に3回もとんかつはヤバいでしょ・・・?

♪カオスから生まれる音楽

当たり前ですが、こういう場所で出会う人は年齢も経歴も雑多。
大体一番若くて高校出たばかり~私くらいかなあ。
今まで大学に進学したあたりから出会ってきた人々っていうのは
普通に自分と同じ大卒の人ばかりだったから、
確かに自分の居場所が少し人とは違うし面白い人にはたくさん出会えたけど
それとはまた違う雰囲気、今までの生活では
絶対に出会うことがなかったであろう人もきっといたはず。

私がいつも買ったばかりのiPod miniをぶらさげて
姫川沿いをよくビーチボーイズを歌いながら歩いていたりとか
行き帰りのわずかな時間にも音楽を手放さなかったりとか
そういう姿を見られていたせいか?
はたまたたまたま音楽にかかわりのある人間が集ったのか
あっちこっちで自分が知りえない音楽の話を聞きました。

その中で今だにヘヴィロで困ってしまうほどなのが(笑)

一人じゃないのよ

恋のマイアヒ

ねー、私が絶対自主的に聴く音楽じゃないでしょ?
両方とも今でもすぐ歌えるっての。
のまのまいぇ~!って8号線脇を歩きながらよく誰かと歌ってたので(爆)
「ひとりじゃないのよ」はあるきっかけがあってのことで
その後死ぬほど寮で聴かされた(?)のもあり・・・
これは書くのはとってももったいない記憶なので自分の心にしまっておきます。

きっと何年経ってもこの曲を聴くたびに、
糸魚川の暑い夏の日々を思い出すんだろうな。

投稿者 Minako : 23:01 | コメント (486) | トラックバック (0)

2005年07月26日

楽しきは糸魚川の生活 その1

7月4日

湯沢の宿でゆっくりと目覚め、朝風呂につかってから
いよいよ2週間のカンヅメ生活の地、糸魚川を目指す。

毎年何度となく足を運んでいる黒部への途中で
湯沢から特急「はくたか」で通り過ぎるだけだとか
こいけのホームグラウンド諏訪湖周辺から南小谷を経由し北上、
大糸線の終点でもある糸魚川駅では黒部に向かう途中乗り換えるだけ。
という縁があるのだかないのだか?という糸魚川初上陸。

これはあとで路上を走ってから気づいたことなんだけど、
いつも特急で通り過ぎる途中、黒部のちょっと手前(って感覚)で
まるで兵馬俑のように草のなかにテトラポットがならんでいる場所があり
その場所を通り過ぎるたびにこいけと爆笑していたのです。
・・・そう、その場所を数年後車で何度となく通り過ぎることになるとはつゆしらず。
糸魚川には大きな生コン工場があったのでした。

湯沢では天候に恵まれていたのに、電車で少し走ると雨。
糸魚川につく頃にはもうかなり降っていて
降りてみると大きな荷物を持っているのは数人、この人たちも?
って思ったら案の定そいつら(←って仲になりました、その後)も
カンヅメ仲間でした・・・男ばっかりでした・・・(笑)

とにかく最初の3日くらいは慣れない生活に
毎日の早起きに(苦笑)おまけに狭い部屋に、
学校と言い宿舎といい勉強をするスペースのなさに
そして地酒「男山」の非常に後に残る酔い加減にうんざり気味で
(↑だったら飲むな、下手すりゃ飲酒運転)
大丈夫かしらっ?と思っていたのですが
3日過ぎた頃から少しずつお友達が出来たりとか
この高い適応力を誇る(笑)私はすっかり生活のペースをつかんで
自分の部屋の居住性を高めたりとか
居心地がよい、というほどではなかったけれど
少なくとも居心地が悪いとは感じなくなっていたのです。

この回は前半1週間、入校~仮免取得までを書く予定ですが
今の加減で行くとえらく長くなりそうだ・・・

学校の方は一度少しだけ車に乗ったことがあったのもあり
技能の方は全く順調に既定どおりのペース。
てか三菱ランサー、走りやすい。
以前も思ったんだけど、ペダル操作ができるだけでも違うのかも。
足や手を気にしないで動かせるのってやっぱり習慣だから。
ピアノのペダルはもう20年くらい踏んでるけど、ホント難しいのよー。

勉強のほうはと・・・いうと・・・昔から暗記苦手なの・・・
いつも覚えてね♪って教え子ちゃんに簡単に言うだけなんだけど
自分はむちゃくちゃ苦手なんです。
でもエンジンかけないと本気で受からん(年齢ももう10代じゃないし)
と思って珍しく真面目に問題集ガリガリ部屋で解いてたりして。
うーん、人間って進歩する動物だわ。(しなきゃ困るわ)

・・・その割には効果測定いっつもギリギリなんですね(笑)
やっぱり学生時代から進歩ないじゃん!!受かりゃいいって性格。
今から考えるとギリギリで通る方が結構難しい気がするけどねー。

このあたり(仮免前後)になってくると大体同じ進度の人が
入校日にかかわらず出揃ってくるので
また仲良しさんができたりするわけですよ。
MTとATだと入校日は同じでも1段階の技能時間数が違うから
一つ前の入校日に入った人と同じだったりとか
私より前に入って技能が延びてる人と同じになったりとか。

今考えても最初の1週間は、姫川ふくめ周りの景色を見たりとか
近所に遊びに行ったりとかそういうことはほとんどなかったので
結構勉強も実技も集中してたんだろうね。
時間数は2段階のほうが圧倒的に多いのに、
思い出のほとんどは後半1週間に集中してるもん。
気持ちの余裕ができるってのもあるけど。

何度か友人が電話やメールをくれたりとか
晴れ間を縫って自転車ですぐ近くの国道8号線をひすい海岸まで
ひた走ってその海岸線の美しさにためいきをついたりとか
そういうところで少しずつ息抜きをしてたんだけどね。
やっぱりこの年齢になって24時間メンバーがいっしょで、
また2週間と短いカンヅメ生活って知らずに我慢してるとこもあったんだろうな。

そんなこんなでピリピリの1週間は感覚的に長くて
でも気づいたら修検に仮免の日になってしまっていました。
一応ハンコの上では順調だった実技も
後半はたっぷりダメ出しをされ、イメトレ必須!!と叩かれ
一生懸命やりましたよ(いつも教える側にそう見えていたかは疑問だけど)

わたしがいつも自分ってラッキーだと思うのは
試験の日とか試験管・・・じゃなくて試験官には恵まれることが多い。
実際修検の日も直前まで雨だったのに、検定始まったら暑いと思えるほどの好天。
みきわめ前、みきわめ、修了検定と続けて相性のよい先生にビンゴ!で
普段と変わりなく硬くなりすぎず運転できました。
先生によってかなり変わってくるんだよねー、ピアノを含め昔から。
それが大好きな先生ばかりで、こればかりは運、なんだと思うな。
卒検のときはなおのことそう感じたし。

めでたく同日入校の姉妹とともに修検に受かり
そのまま昼食をはさんで仮免の試験に突入。
珍しく真面目に(笑)ガリガリやっただけあって、結構簡単?で
ここでがんばっておいたので、2段階の効果測定は割と楽でした。
これから免許取る人、1段階の学科が勝負よ。

仮免に無事に受かって、すぐに2段階に入ったのですが
キリのいいところで今日はここでおしまい。

投稿者 Minako : 23:19 | コメント (313) | トラックバック (0)

2005年07月25日

湯沢の湯治宿にて

7月3日

明日4日から糸魚川でカンヅメ生活に入る。
ここからだと集合時間に間に合わないので、前泊をすることにした。
都内の友人宅にお邪魔してもいいんだけど
折角だからもっと近くで温泉に入れるところがいいな。
と探し出したのが越後湯沢温泉。

どのみち新幹線で湯沢トランジット、はくたかで糸魚川と
いつもの(毎年夏に黒部に行くのと同じ)ルートなんだしね。

というわけで湯沢で思いっきり相変わらずの風まかせ
バックパッカーの血が騒ぐ(笑)宿を見つけ予約を入れた。
なんと、素泊まり25ドル。ウソです、2500円。海外のユースやYWCAみたいでしょ?

ホテルは贅沢なシティホテルが好き。
でも湯宿は素泊まりできて放置しておいてくれるところが好き。
なぜかって、いろんな人が入れ替わり立ち代り部屋に入ってくるのがいやで
なおかつ朝が苦手で和の朝食(ごはん)が食べられない私には
元々旅館って向いてないんだって、きっと・・・

さすがに価格の面から「大丈夫か?」と思ったりもしたんだけど
これが思いもかけず大当たりの宿。
う、黒の絞りで誂えてから一度も袖を通してない浴衣持ってくるんだった!
と思ってしまうようなクラシックな湯治宿でした。

湯沢の駅で降りるのは実を言うと初めて。
いつもここではくたかに乗り換えて黒部まで直行してしまうから。
つい先日、3月黒部に行った帰りには豪雪の土地らしく
また川端康成の「雪国」の舞台らしく一面真っ白な景色だったのですが
今回は初夏の湯沢です。

駅の構内には「ぽんしゅ館」という日本酒のミュージアムと温泉があり
荷物を置いたら飲みにこよう!と意気揚揚と宿へ。
人気のない道をトランク引きずって歩いていくと、宿発見。

とにかく部屋にはトイレもTVも何もないと説明があったので
どんな部屋なんだ?と不思議な気分で先払いを済ませ階段をのぼると
しっかりトイレもTVもあるお部屋にアップグレードしてくれていたようです。
ただエアコン(冷房)はなかったけどね。でも涼しかったので結局要らなかったな。

荷物を置いて夕食がてら駅に戻る。
ぽんしゅ館はまだ開いていて、早速ふらっと行ってみることにした。
何しろ酒は日本酒というポリシーの私は
全国の中で新潟の日本酒が一番好き!行かない理由はない(笑)
普段飲みなれた上善如水や久保田、寒梅から
他の地方には出さないスペシャルなお酒まで、新潟県の酒なら何でも売ってます。
美味しい!買っていきたい!と思ってはみたものの
明日から勉強でしょ?宿舎にカンヅメでしょ?と思ってさすがに自制しました。
(大学時代ベロベロに酔って帰ってCueシート書いてた人の発言とは思えません)

近くにへぎそばのお店があったのだけれど、それを素通りして夕食を買って宿に帰る。
今日は軽く食べて温泉を楽しむんだもん♪
旅に出ると適当に口に入れているか、スペシャルなセッティングをして食べに出るか
どちらか二択になってしまう、そして食の細くなる私は
今回は場所も場所なので適当に口に入れて満腹にしておしまい。

一休みしてお風呂に行くと、女湯の前にとても気になる小さな部屋発見。
古びた木の札にこれまた小さく「図書室」って書いてある。
RPGならここに手がかりがあるはず(笑)または金田一耕助風。
まだ外は明るいのにうす暗い畳敷きの部屋に入ってみると
ぽつんとこれまた年代を感じさせる書棚に真っ赤なボックスでそろえられた
「日本文学全集」がきちんと並んでいた。(写真にアップしました)

今にもよだれをたらしてがっつきそうな衝動を押さえて(笑)
とりあえず先にお風呂に入る。
(そうしないと本だけ読んで風呂に入らず滞在が終わってしまう可能性あり)
お湯も気持ちとろみのある、かけ流しの湯で温度もちょうど良く気持ちいい。
すでに入っているときから眠気を誘うような心地よさ。
でも、さっき発見してしまった全集が気になってしょうがなく
汗を流す程度で折角のいいお湯を飛び出す(←バカです)

湯上がり着を着て図書室にまた戻り、何を読もうか一悩み。
本当なら白秋先生が読みたかったんだけど、残念ながらなかったので
室生犀星を持っていそいそと部屋に戻る。
まだ文字が読める程度に夕陽が明るく、窓辺に置かれた古い肘掛け椅子に座り
黙々と犀星を読みふける。
ああ、やっぱ自前の浴衣着て読みたかったわ・・・

暗くなり文字が読めなくなってはっと気づいた頃には
とっぷりと虫の音さえ聞かれない静かな夜が湯沢には訪れていて
さらにTVの横にあった「雪国」をななめ読みし
犀星を返して今度は太宰を借りてきて読む。
温泉入って太宰、なんて贅沢~(笑)これで酒があったら言うことなし。
次に来るときは自前の浴衣と酒を持って数日滞在かな?

まるで昔祖母が住んでいた古い家に帰ってきたかのような
なつかしい空気でいっぱいの宿を
たった一晩で去らねばならなかったのは本当に残念で
結局早く寝るつもりが夜半まで全集を読みふけり、知人に万年筆で手紙を書き
(私は湯治に来た明治の文人か?)
次の日はまた湯につかってリフレッシュして宿を発つことができました。

・・・う、これを書いていてもまた泊まりに行きたくなってきた。

投稿者 Minako : 23:02 | コメント (323) | トラックバック (0)

2005年07月24日

旅行記さくいん 初夏の日本海編

例によってまた少しずつ今回の旅の顛末を書いていきますが、
さすがに3週間弱はいかにしても書ききれないので
一応今日は「こんなの書いていきますよ」って予告編。
旅行記に入れておくので、さくいん代わりにしてくださいまし。

ちなみに今回の旅のお品書きは
7月3日 自宅から移動開始 越後湯沢(温泉)泊
7月4日~17日 糸魚川にて免許取得のためカンヅメ(早い話が合宿)
7月17日 あまりに糸魚川が居心地良くなり1日延泊
7月18日 糸魚川からおとなり富山県、宇奈月温泉に移動し宿泊
7月19日 宇奈月を徘徊、その後富山市に移動、深夜バスで都内に向かう
7月20日 到着から直に免許試験場に行き、半徹夜のよれよれで免許取得し帰宅。
てな感じです。

今のところの執筆予定は
♪湯沢の湯治宿にて
♪楽しきは糸魚川の生活 その1
♪↑その2
♪宇奈月にて
といったところかな。
写真は抜粋ですでにアップしております。こちら

しかしこれだけの長期間の移動は久しぶりでしたので
体力気力財力の消耗激しく、まだ白昼夢状態です・・・(笑)
もうすでに仕事もしているので、そろそろ現実に戻ってエンジンかけないと。

投稿者 Minako : 00:13 | コメント (585) | トラックバック (0)

2005年07月07日

七夕の夜

今日は七夕だと言うのに、どん曇りの空です。
しかもここ、大雨警報出てて雷がんがん落ちてたしねー。
七夕どころじゃないみたい(笑)

自宅じゃないので何もないんだけど、一足先にこの土地に入る途中
トランジットで寄った駅に短冊あったんで、一応願いごとは書いてきました。

今いる場所は海に面していて、晴れるととても美しい海が拝めます。
明日は晴れるといいな…

投稿者 Minako : 22:54 | コメント (436) | トラックバック (0)

2005年07月03日

ちょっと遠くに行ってきます。

本日より2週間所用で自宅を離れます。

掲示板等のレスは出先でつけますが、手元にPCのない生活ゆえ
1日1度くらいのアクセスが限界じゃなかろうか・・・

ちなみにスクリプト実装は失敗しあと数時間後に出立なので
携帯から更新できるとこ間借りしました(笑)
帰ったら本格的にMovable Type勉強しよう。

というわけで更新は滞らない、と思います、よ。

ったく長丁場のときほどギリギリまでなんかやってて
寝ないで出発して飛行機とか新幹線とか交通機関で寝る、ってパターン
いいかげん時間計算して準備しろよ、って感じ。>自分

ではでは。

投稿者 Minako : 00:46 | コメント (627) | トラックバック (0)

2005年07月02日

音楽の缶詰め

Apple iPod mini Pink 4GB w/USB [M9804J/A]

ついに念願のiPod miniを買いました。

今週更新がなかなか出来なかった理由の一つ
来週から2週間所用で家を離れるので、
どうしても音楽(と多少のデータ)を持っていけるものが欲しくて。

私の愛機は以前にも書いたとおり自作のでかいデスクトップで
ノートを持ってないので、PCは借りるしかなく
かといって音楽を聴けるものを持っていくのはかさばるし。
で、ずっと欲しかったHDDプレーヤーを買おう!!と。

実際渋谷寄ったついでに買いに行ってみると
お目当てのiPod shuffleはありました!いえーいこれが欲しかった♪
と見てみると、他にもたくさんの種類メーカー容量のHDDプレーヤーが。
shuffleは軽くてかわいいのがとっても気に入っていて
首にかけて負担にならない重さがイイ!と早速買うつもりが・・・

色々比較してみたくなったわけです(笑)あまりにたくさんありすぎて。

バッテリ式なのはもちろんのこと、容量(ストレージメモリとしても使いたい)
デザインに色に重さ
(首の骨がゆがんでいて、重いものをかけるのは主治医に禁止されているので)
比較した結果やっぱりiPod miniって結構コスパいいんだよねー。
ZENなんかも迷ったんだけど、林檎のデザインに負けました・・・(笑)

早速明日の出発に向けてぼこぼこデータを突っ込んでますが
付属アプリiTunesのレスもいいしなかなか。
音質はね・・・グレゴリアンとルネサンス以外は神経質に聴かないので全然平気。

さすがにこの重さだと首からは下げられないので
(テナーリコーダーすらへばったこの首・・サックスなんて一生無理)
ケースをね、作りました。また今度アップします。

そんなことやってたのでこのブログに「携帯からも投稿できる」
スクリプトを実装したかったのがパーです(笑)
今からできたらやりますが、日付超えたのでそろそろ準備しないと。
2週間だとある程度きちんとパッキングしなきゃいけないので。

ではでは。

投稿者 Minako : 23:55 | コメント (529) | トラックバック (0)

2005年07月01日

Tシャツ

お仕事先の合唱団にて。
「団のTシャツを作ってみたんだけど」って言われて
見せていただきました。
団で主催するバザーで売るんだそうです。

この市にはアマオケもあって、合同でオペラをやったりとか
色々ジャンルかかわらず音楽つながりの人がたくさんおりまして。
(わたくしもちなみにジャズバンドにスカウトされました)
先日団員のひとりがそのオケに行った時に
オケの人々がおそろいの「Tシャツ」を着ていてああいいな、って
思ってこの団でも作ることにしたんだとか。

オケでTシャツ・・・「SオケTシャツ」!?

と思ったのは私だけなのか・・・いやオケの人たちはわかってるはず・・・

ちなみに私はそのTシャツ購入してません(笑)

投稿者 Minako : 00:59 | コメント (602) | トラックバック (0)