2006年07月21日

On/Off

いわゆるオン・オフではっきりと音楽の嗜好が変わってきた。

今のところ本番とそれにかかわる用事以外は
月曜~金曜に仕事を集中させているスケジュール。
車に乗るようになってから、当然移動は車ばかり
(余談だけど、今日で若葉が外れました。祝杯♪)
iPodと共に動く、そんな生活をしています。

朝は当然超低血圧で目が覚めないから
気候がなんだろうが温度が何度だろうが何と言ってもダンスやロック。
少し前暑い日が続いた時は、ビーチボーイズだったり(笑)
伊豆の海、朝っぱらから似合い過ぎ。>ビーチボーイズ

帰りは少し疲れてるからまったりめ、と思いきや
月~金はやっぱり仕事モードなんだよね
帰りもダンス音楽でばりばり運転してきたりすることが多いかな。

仕事モードも金曜の夕になるととたんに気が抜けて
好きなものを好きなだけ。熱帯JAZZ楽団のラテンジャズでまったりとか。
オンではやっぱり刻みが速いものが多いし、
オフでは当然ながらまったりした感じのものばかり。
同じ仕事でも土日のゲネ本番はやっぱりまったり系。
これはリラックス(直前はパッと集中)したほうが結果が良いから。

プリウスさんの何が一番気に入ってるかって、車内が静かなこと。
常にエンジン音がしている普通の車と違って、
未来の車プリウスさんは電気で走ってるのがデフォルト。
当然、エンジン音がないからまったくの『無音』。
パレストリーナのモテットも、バッハのクラヴィコードやオルガン曲も
ばっちり細部まできれいに聴こえる。
ルネサンスのポリフォニーを大音量にして聴くと
まるで古い教会の中で自分も一緒に唱和しているような一体感。

今日みたいな突然の激しい雨の日は
プリウスさんでもさすがに普段よりうるさいなあって感じはあるけど、
それでもエンジン音じゃなくて純粋に雨の音。
シャワーを浴びているような自然の生音が頭から降って来る。
雨の日はどちらかというと嫌いだけど
こういう心地よさがあってもいいな、って思える瞬間。

投稿者 Minako : 23:56 | コメント (219) | トラックバック (0)

2006年07月18日

木下杢太郎、日本音楽

昨日書いた突然やってきた仕事のお話。

昨年秋にバツ当番・・・じゃなくて、持ち回りで初めて弾いた
木下杢太郎作品(作詞)の演奏の前に
子供たちが歌う「伊東西小学校校歌」(作詞が杢太郎)を聴いて
・・・変な歌
とぼそっとつぶやいたわけです。

西洋音楽の源流に近い場所に位置する私にとって
シラビック(1つの音に1音節)で裏拍バリバリ8ビートな響き
(西小学校校歌は変拍子で小節の頭に休符が多い)
そんな感じがして、
また言葉が多いから、活舌の悪い子供が歌うと
ほにゃほにゃ~って遅れる子供の音のにごりとかがいっぱいあって。

ぜーったいやりたくなーい!!
って心で思いながら聴いてたんだけど
まさか自分が本当にバツ当番になるとは・・・(笑)
まあ仕事だから当然嫌とか言えないんだけど。

なぜ変拍子で頭に休符が多いかって、
文語散文自由詩なんだもの。
木下杢太郎、子供がこれ歌うって難しいとか思わなかったのかしら?
普通校歌って口語定型詩が多いじゃない。
同じメロディで作るわけだから。

西小学校校歌(西小公式サイトより)

こんな変な詩なのよ(笑)
で、「力めむかな、いざ、はらからよ、友よ。」の部分が
頭に8分休符から始まるからアウフタクト(弱く始まり、後に向けて大きくする)
かと思いきや、頭からアクセントの大音量。

よく考えればアウフタクトやシラビックという感覚は
西洋音楽の考え方であって
頭に休符もアウフタクトじゃなくて、歌舞伎や能で
始めにどんっ!ってかかとで一拍打って謡がはじまる、
ということとイコールであったわけで。

そういえば声明の方々とご一緒したときも
最初に静寂みたいな長い間があって声明が始まってたっけ。
それでズレないんだよね。
その間もちゃんと取ることが前提とされているような。

うーん、さすがに西洋音楽を20数年やってると
DNAのどこぞには必ず刻まれているはずなのに日本音楽は難しい・・・

投稿者 Minako : 23:41 | コメント (471) | トラックバック (0)

2006年01月31日

Hallelujah、神を賛美せよ

夏に某団とジョイントで歌うヘンデルの『天地創造』のハレルヤ・コーラス。
こういう曲をやるのは数年ぶりで
すっかり私の喉は古楽のために作られているのだということに気づく。
だって音は密度が濃いけれどとても細いんだもの…

歌詞はイギリスで初演だったそうで英語、
Hallelujahをうっかりラテン語読みで「アレルヤ」と歌ってしまい、
思いっきり注意された(って私はフランス人か?)

周りは趣味で合唱をやっている人だけで
田舎であるしおそらく歌詞の意味をあまり考えることなく
ただぱーんと飛ぶ高音に苦しんでいるのだろうけれど(笑)
私自身はああ宗教曲だな、って歌詞を味わって一人陶酔感。

Hallelujahというのはヘブライ語で「ヤハヴェの神をたたえよ」
というわけで転じて神を賛美せよという意味で用いられるわけです。
最初から歌っていくと

神をたたえよ、いつの世々にも
この世界に君臨する全知全能の神をたたえよ、
この世は主と御子イエスのものである。
神は永久にこの世に君臨するであろう、そう、永遠に。
神をたたえよ!

というようなニュアンスです。
キリスト教や神学を知らない人にはおそらくピンとこないだろうけど…。
古い聖歌やルネサンスの宗教曲はもっと聖書と密着している
というより、聖書から生まれ出たものなのだから
密着していて当たり前なんだけど、
ヘンデルはもっと時代が新しいからね。
この頃にはすでにプロテスタントも存在しているわけだし。
言葉やレトリックの美しさではなく、ストレートな表現で
そのものズバリを指し示すのも時代の差かな~、って思ってみたり。

私はプロテスタントの音楽文化を否定するつもりは全くないけれど
あまりにストレートすぎてちょっと恥ずかしかったり(笑)
私の大好きなSicut Cervusみたく

 谷川の鹿が渇いて水を求めるように
 主よ、私はあなたを求めています

こんなレトリックの美しさが大好きです。

けれど、ハレルヤ・コーラスには中ルネにはない
大人数の合唱による迫力、ってのもあって
それはそれで歌っている側としては別の意味で楽しいです。
だって、みんなが「神を賛美せよ!」って大声で叫んでるんだよ?(笑)

投稿者 Minako : 22:24 | コメント (240) | トラックバック (0)

2006年01月07日

Watermark

Amarantine

大好きなエンヤ師匠の久しぶりのアルバム。
日本のiTunesに入ってなくて、結局悩んだ末日本版を買うことに。
(他の国のiTunesには入ってる)
今回日本語の詩が入ってるからね。ローマ・ライアンの詩も読みたいしね。

エンヤ師匠と呼んではばからない(笑)彼女のアルバムが出るたびに
私はウェブスペースになんやらかんやらと書き綴っているんだけれど、
最初に書いたのは彼女の「精神性」
次に書いたのはローマの詩を彼女が歌っている事に関しての「言霊」
今回はまた新たなる発見がありました。
5年ぶりだもんね。アルバム。

なぜ私が彼女を師匠と呼ぶのか、私という個性に溶けるのか、
という理由の一つが「水」というキーワードだった。というわけで・・・

初めて出会った彼女の曲がWatermark。
このアルバムには他にもOrinoco flow、Riverと水のモチーフがあり
他の作品にも雨や河、海といった単語が多いのです。
私自身「水」というキーワードが自分の中で大きく存在を占めているので、
その共通した箇所がこんなにも深く惹かれる理由の
一つになっているとさっきハッと気づいた。というか、ひらめいた?

水の話はこのブログのどこかに以前書いたとおり
根幹には大きくて豊かな美しい水の湧き出る井戸のようなものが
私の中に常に存在している。と、私自身は感じているわけで
(人によってそういう自分の「幹」になるモノのイメージって違うと思う。)
おそらくエンヤ師匠の内面にも水のイメージがあるんだろうな。と。
言葉を読むと水も含めた自然のイメージだけど。

あとは彼女自身日本をかなり気に入っているというか
民族的なものに惹かれるのだろう、アイデンティティが凄く強い。
生まれ育ったアイルランド、
ケルトに属するという彼女の意識の強さが音楽からよく伝わってくる。
アイルランドも島国であり、ゲール語にカトリックと
英国とは違う独自の文化があり
きちんと自分の軸がそこにあるんだ、というバックグラウンドが
例えば英語の詩を歌っていても端々に「読める」。
それは私がケルトの文化に興味津々なせいもあると思うけれど。

もう彼女に関しては書き尽くしたと思うほどに毎回書いているのに
毎回新しい作品を聞くたびに発見することがあって
また懲りもせずに書き綴るのです。

それは私が音楽とのかかわりで学んだことや結果から
新しい発見を重ねているがゆえに
三角錐から四角錐、だんだん多面体から球へと変化するが如く
色々な面から音楽と付きあうことができるようになった、
ということの証でもあるのかもしれないけれど。

彼女の音楽の半音階がとても美しい。
私の耳には「♭」として聴こえてくる半音。♯じゃないんだな。
それがまた絶妙に浅く高めにすくうのね。
楽譜どおりに半音きっちり落としたらハーモニーが美しくない、
ということを彼女も当然わかってやってるんだろうけど。

今書き綴ったことはおそらく全部は読み手に伝わらないことは
書いている私が一番よくわかっているのだけれど、
今の自分が感じたことを備忘録として書いておきたい
そういう意図がこのブログにもあるので
自分に一番よくわかるように書いている部分もあります。
とお断りしておきます。(♭のあたりとかね。)

投稿者 Minako : 23:34 | コメント (405) | トラックバック (0)

2005年10月30日

フジ子・へミングとリスト

また見てしまいました。NHKのドキュメンタリー。
フジ子・へミングがこの日本で話題になるきっかけになったあれです。
数年前初めて放送されたときに偶然見て
再放送もまたなぜか偶然に見て…もう何回目なんだろう。

  私はラ・カンパネラが一番好き。他の人の演奏は嫌いなのよ。
  完全な演奏なんて嫌い。私は機械じゃない。

この言葉がいつも印象的。
まるで彼女の演奏の印象どおりの言葉。

この前クラシック・何とかっていう隔週刊のCDが彼女のもので
母に頼まれて買ってきたら、中のブックレットにまた書いてあったの。

  よく私のミスタッチを指摘する人がいるけど、そういうのはどうでもいいのよ。

たぶん、しつこく言う人(おそらく評論家の類)がいるんだね。たぶん、だけど。
そんなにミスタッチのない演奏が聴きたきゃ
コンサートじゃなくてピアノの自動演奏でも聴いてりゃいいのに(笑)

この前こいけ曹長とランチしながらちょっと話してたことで、
外国人の指揮者が客演で日本に来ると第一印象は「すげー上手い」って思う。
けれどそのうちに楽譜から飛び出せないその個性のひとつひとつに
なんじゃこりゃ!?で終わっちゃう、って話。
日本の音楽の現状を良く表しているし、またフジ子・へミングに
しつこくミスタッチをあげつらう土壌というのが良く理解できる話なんだよね。

今日もリストの愛の夢、聖フランシスコ、ラ・カンパネラ、ショパンの革命・・・
と有名どころがまとまって聴けたんだけど、確かにミスタッチ多い。
ちょっと耳のいい素人でもわかるほどには、ある。
けれど、彼女のピアノを弾くタッチを見ていると理由は一目瞭然なのに。

  音楽って言うのはね、そのひとの人生があらわれるのよ。
  人生の表現なの。音楽は。

私が初めて声楽の師匠にお会いした時に
石造りの大きな書斎の暗い灯りの元で
古い大きな楽典の本を出しながら先生がおっしゃられた言葉です。

フジ子・へミングのピアノはとっても深い。
ちょっと真剣に聴いたら引き込まれて戻ってこられない。
彼女の人生、そのもの。
だから、人をひきつけてやまないんだろう。と思う。
金持ってようが貧乏だろうが芸術をやる人には経験が不可欠。
喜怒哀楽が全てその「表現」の深みを増してくれるから。

クラシック音楽で言えば、楽譜を100%表現できるのは作曲者だけ。
リストの世界が表現できるのはリストだけなの。
あとは楽譜という形を踏襲して自分の「リスト」を作るのが芸術。
絵画だってそうでしょ?
模写から始まって、自分の絵画と技法を確立するのが絵画。

彼女の「愛の夢」は夢じゃなくてどちらかというと「愛の現実」。
けれど人生の深さはそれにも増して色彩鮮やかなピアノの音色を表現する。

コンクールやレベルがつくテストではノーミスタッチが当たり前だけど、
それから出られないってのもまた、こまりものよね・・・。
相対的に評価されてきて、芸術家になったら
今度は唯一無二の絶対にならなくちゃいけないことを要求される。
これって、凄い矛盾をはらんでる気がする。

だからミスタッチが絶対基準な評論家ってのは
審査員でもやってりゃいいのよ。
だって、もうそれ以上は演奏家と演奏しない人との超えられない壁なんだもの。
ピアノを弾かないんなら、芸術表現をしないのなら、未来永劫わからないと思う。

自分もセオリー通りの演奏ができなくて散々苦労した口なので
技術はどうあれ彼女のわずらわしいな、って感じることはよくわかる。
価値観が違うんだからどうしようもないんだけどさ。
いちいち同じことを文字にされたらやっぱり対抗しようがないわけで。

それでも彼女の魅力に取り付かれてやまない人はたくさんいて
これからもまた世界中に増えていく、ってことは。
そんなのはやっぱり関係ない、ってことなんじゃないでしょうかね。
技術<人生経験の表現、ってことでOK?

投稿者 Minako : 23:39 | コメント (485) | トラックバック (0)

2005年10月01日

音のつまみ食い

こりゃジャズについて勉強しないといけないな、と思って
とりあえず借りて来たのはハービー・ハンコックと・・・熱帯JAZZ楽団。

たぶん違うの。
絶対メンバーがやりたいジャズのジャンルじゃないのっ(笑)

・・・でも、借りたいのがこれくらいしかなかった。
私いつも言ってるんだけど、基本的なノリは「ラテン系伊豆人」なので
もうラテンの匂いがしたらそっち行っちゃうのよ。>熱帯JAZZ楽団

熱帯JAZZ楽団は大学時代にケータリングやったことがあって
ものすごく熱くてかっこよくて夢のような公演だったのね。
ラテンの血が騒ぐ、ビッグバンド系ラテンジャズ。
お隣市にあるスティールドラムのオケに入ろうかと真剣に悩むくらい。
あとコンガとかマラカスとか、見るだけで目の色変わるし(笑)

で、今までの選曲から言って
父親と同年代か、それよりお年が上の熟年紳士メンバーは
もっとしっとりしたのとか、古い曲をやりたいんだと思うのね。
スターダストもしかり。愛の賛歌とか。慕情とか。
オールディーズ聴きまくったからどの曲も大体知ってるけど
なんかムーディ過ぎて弾くのが恥ずかしくて。
どこかでぷつっと1本糸が切れてしまえば何でもOKなんだろうけど・・・

強い太陽の日差しの下でライムを絞ったコロナ・ビールでも浴びながら
ラテンのノリで演奏できるジャズはおそらく大丈夫なのに
ほの暗い照明の下でブランデーとかウィスキーを傾けつつ
しっとりまったり合わせる「大人のJAZZ」ってなんだかまだ私には早いって気が(笑)
そういう艶っぽい演奏って出来ないし・・・
そういうムーディな雰囲気にとても弱いし・・・ってそれは関係ないね
あ、いろんな意味での人生経験が足りないのか?

投稿者 Minako : 23:52 | コメント (474) | トラックバック (0)

2005年07月02日

音楽の缶詰め

Apple iPod mini Pink 4GB w/USB [M9804J/A]

ついに念願のiPod miniを買いました。

今週更新がなかなか出来なかった理由の一つ
来週から2週間所用で家を離れるので、
どうしても音楽(と多少のデータ)を持っていけるものが欲しくて。

私の愛機は以前にも書いたとおり自作のでかいデスクトップで
ノートを持ってないので、PCは借りるしかなく
かといって音楽を聴けるものを持っていくのはかさばるし。
で、ずっと欲しかったHDDプレーヤーを買おう!!と。

実際渋谷寄ったついでに買いに行ってみると
お目当てのiPod shuffleはありました!いえーいこれが欲しかった♪
と見てみると、他にもたくさんの種類メーカー容量のHDDプレーヤーが。
shuffleは軽くてかわいいのがとっても気に入っていて
首にかけて負担にならない重さがイイ!と早速買うつもりが・・・

色々比較してみたくなったわけです(笑)あまりにたくさんありすぎて。

バッテリ式なのはもちろんのこと、容量(ストレージメモリとしても使いたい)
デザインに色に重さ
(首の骨がゆがんでいて、重いものをかけるのは主治医に禁止されているので)
比較した結果やっぱりiPod miniって結構コスパいいんだよねー。
ZENなんかも迷ったんだけど、林檎のデザインに負けました・・・(笑)

早速明日の出発に向けてぼこぼこデータを突っ込んでますが
付属アプリiTunesのレスもいいしなかなか。
音質はね・・・グレゴリアンとルネサンス以外は神経質に聴かないので全然平気。

さすがにこの重さだと首からは下げられないので
(テナーリコーダーすらへばったこの首・・サックスなんて一生無理)
ケースをね、作りました。また今度アップします。

そんなことやってたのでこのブログに「携帯からも投稿できる」
スクリプトを実装したかったのがパーです(笑)
今からできたらやりますが、日付超えたのでそろそろ準備しないと。
2週間だとある程度きちんとパッキングしなきゃいけないので。

ではでは。

投稿者 Minako : 23:55 | コメント (529) | トラックバック (0)

2005年06月24日

シュトックハウゼン

またまた盟友こいけと共に、今度は天王洲はアートスフィアで
シュトックハウゼンの演奏会に行ってきました。

えー今年は「日本におけるドイツ年」ということで
私の大好きなドイツ関連の催しがたくさん行われているわけです。
今回のシュトックハウゼンもその一環として。

今回は前半に連作オペラ「Licht」(ドイツ語で光、って意味)の最後の部分と
後半はシュトックハウゼン本人がオペレートする2曲。
(オペレートっていう言い方でいいのかな?
でもむっちゃ劇場で当たり前に見る音響卓が私の3段くらい後ろに仕込んであって、
開演前から大きな体のシュトックハウゼン本人がちょこ、っと座ってるの)

普段どの劇場でも私とこいけが決して出会うことはない
(歌舞伎・現代演劇・クラシックにJ-POPに割と広いジャンルに行くんですが)
不思議な客層でアートスフィアはいっぱいです。

こんな人が聴いてよかったのか否か(笑)とても良い席で
懐かしいドイツ語の響きをあちらこちらで聞きながら
シュトックハウゼン、楽しんできた。というか不思議に浸ってきた。

前半のLicht、は断片的にでも言葉がわかるから
おお、ここがあれ(訳がパンフについてきた)って後から調べて
途中ローマ=カトリックの聖人の名前を連呼するところがあるんだけど
私は先にその訳のチラシを見ないで聴いてしまったので、
何で聖人の名前が連呼されてんのかなー?しかもマニアックだわねー。
と不思議な気持ちで聴いてたら、本当に聖人の名前の羅列、だった(笑)

休憩中にその不思議なシュトックハウゼン・ワールドを象徴する
Lichtの楽譜が売っていて、しかも実物が見れるとあって
ちょこっと首を突っ込んできたのですが、意外にまともな楽譜でした。
後半のオペレートしてたのはこんな変な楽譜だけど。

後半は・・プラネタリウムにユニバーサルスタジオに
ディズニーランドに擬似宇宙飛行に万博パビリオン・・・・・・・・・

というような、テーマパークにはまる人の気持ちが解りました。
面白かった。次はドイツに行ったら見よう。

投稿者 Minako : 00:00 | コメント (408) | トラックバック (0)

2005年06月20日

チューニングの瞬間

オケのチューニングが好きです。

コンサートやゲネが始まる前に、オーボエが吹いたAの音にあわせて
弦、木管、金管、全ての楽器がチューニングをする瞬間が好きです。
吹奏楽でもチューニングがあるけれど、ぶぉーん!と
それはそれはデカい音がするので(笑)
弦のあの繊細な音が入る、オーケストラのチューニングの方がいいな。

お歌にもバスにAを出させて倍音で音をとる、ということはありますが
大体これはあまりに他のパートが不安定で指揮者がキレる寸前
そんな場合が多いために楽しむ余裕なんてないのよ(笑)
あえて倍音出させて「これでちゅよ?あんたたち耳おかしいの?」って
そういうバツゲームみたいなニュアンスが含まれております。
全くの趣味でやってるアマチュア合唱団はどうかしらんけど。

オケを聴きに行って、開演のベルが鳴って席について
さてこれから楽しい音の時間の始まり始まり、と
いわばその合図がオーボエのAから始まるチューニング。
ぴりっと聴く方も身が引き締まります。

で、ほとんど90パーセント以上の確率でぴたっと音が合うのが普通。
けれどたまによく聴いていると、最後のあたりでかくん!って
外してる人いるんだよね(笑)もちろんプロのオケでですよ。
おい、合ってないって!って思う間もなく始まったりして。
あれってどうしてるんだろう。
息のコントロールとかでうまくごまかしてるんだろうか。

ま、自分もピアノ弾いてて技術をごまかす技っていくらでもあるし
なあなあにこなすんだろうな・・・ってのはわかる。
本番ってプロだろうがアマだろうがホント何が起こるかわかんないからなあ。

以前に歌でステージ乗ったとき、ステマネ兼(←神をも怖れぬこの技)で
あまりにバタバタしてて楽譜の順番を入れ間違えて
一人で全然違うページ開いちゃってて、隣の人に教えてもらったことがあったもの。
ちなみに教えてくださったお隣はプロとしてもうバリバリ活躍されてる方でした。
これはラッキーだったな。首一枚皮がつながって。

で、音楽つながりと言うことでおまけ。

のだめカンタービレ占い→ 

私ってば何回やっても「彩子」なんですけど・・・・。
ま、歌の人だしな。しかたないか?
怒りとか熱中とかお尻に火がつくとか(爆)いろんな意味で
トランス状態になってしまうと手がつけられないのはのだめタイプだと思うんだけどな。
・・・うん、勤勉でないって点だけは当たってる(笑)

あなたは【彩子】タイプです。

恵まれた素質を持ちながらも、どうもいまひとつ不満を捨てきれないあなた。
悩むことがあっても、なかなか自分の殻を突き破れないあなたは、『のだめカンタービレ』のキャラでいうならば【彩子】がぴったりです。
さまざまな葛藤が訪れたとき、ひとりで悶々と悩みやすい傾向があります。
しかしそういった自分とどこかで決別して、思いきったときにこそ、あなたの真価を発揮することができるでしょう。
見栄やプライドは捨てて、もっと感情を出していったほうが、人間的に大成することができそうです。
恵まれた環境にいるのですから、自分の存在をおおいに生かしてください。

キャラ紹介:多賀谷彩子
多賀谷楽器のお嬢様にして、声楽科のマドンナ。千秋の元カノ。
音楽に厳しく平等な千秋と別れたものの、今でもどこかふっきれず、気になる模様。
しかし千秋に触発されたうえ、ライバルに負けたくない感情が爆発して才能が開花。
卒業以来、出番がありませんが、いつか千秋の指揮でオペラのマドンナとかあってもいいなあ、と個人的に思うのですが。

天賦の才能  78%
野心  100%
勤勉努力度  3%
天然ボケ度  78%

投稿者 Minako : 00:34 | コメント (627) | トラックバック (0)

2005年06月11日

killer queen

Queenのミュージカルが観たい~。
ABBAの四季がやったのは思いっきり「日本語訳」だって聞いてたので
いつかNYへ見に行こう、と行かなかったんだけど。
Queenのは観たいですよ。

しかもリニュ後のコマ劇。
いつも通るたびに新劇や演歌の公演ばかりと思っていたコマ劇。
演目もQueenだし、ちょうどいいのかも?
少なくとも四季劇場とかより場所が似合ってる、気がする。
それにフレディ・マーキュリー、だし・・・(笑)ねえ、新宿。

曲目をコマ劇のページで見たら、好きな曲ばっかり。
やれキム○クのドラマで、なんていう前から聴いてるのに
queenの曲=あの俳優って言われるととってもイヤ。
外見だけの美しさ(のか?私はそう思わん、汚いし)を追求する人って好きじゃないの。

最近はkiller queenと、Bohemian Rhapsodyが好き。
Magnificat-と叫ぶところがかわいいよね。マニフィカトだよ、Queenで・・・
killer queenは薄汚れた人生、万歳(爆)デカダンス好きとしてはさ、外せないんですよ。
私もモエ(シャンパン)好きだし、愛用の香水はゲランなんでパリ製だし
それに芸者“Minah”・・・私かっ?

注釈:
私の本名もMinako、なんですが
英語圏に行くと「子」っていう名前は呼びにくい。
当然愛称や略称で呼ばれるんですが、ミナコって名前だと
MienaとかMinaっていうのが英語圏にもある名前なので
どうしてもそう呼ばれることが多かったのです。
でもま。たまにどうしてなんだか↑のように読んでくださる御仁もいたりして(笑)

モエが出たので、余談だけどシャンパンでケーキって美味いよ。
シャンパンにフルーツも美味しいし
酔っ払うと果肉をグラスに突っ込んで飲む、これがまたウマー。
オレンジを絞ると「ミモザ」っていうシャンパンカクテルになるしね。
いちご軽く噛んで果汁と果肉にして入れると
「キール・インペリアル」に似た味になって美味しい。
(本来はフランボワーズ=木苺、のリキュールを使う)

夏までに何度か都内に行く用事があるので
ついでに観てこようかしら。チケット取れるかな。

投稿者 Minako : 23:53 | コメント (341) | トラックバック (0)

2005年06月04日

God only knows

「God only knows」The Beach Boysの名曲中の名曲です。
かつてポールが全ての曲の中でナンバーワンだと言ったように
私もBeach boysの中でナンバーワンだと思う。

実を言うとBeach Boysはかなり長いこと封印していて
最近になってまた聴きはじめたんだけど、
フリッパーズ・ギターがサンプリングしてたんだ、って事実にやっと気づいた最近。
(遅いよ!遅い!!)
全然別々の場所で聴いてたから、つながらなかった・・・
頭の回線ぶちぎれてるんじゃないかな・・・わたし・・・

パーフリの「Dolphin Song」(God only knowsをサンプリングしてる曲)を
初めて聴いたときにアレ?どっかで聴いたような?
って思ってて、これが収録された3rdアルバム「ヘッド博士の世界塔」の
他の曲を聴いてもアレ?これもどこかで聴いた!
って思いながらいつもかけてたんだけれど、
何年か越しにパズルのピースがつながった、って感じ。

以前に私が書いたこの「ヘッド博士」についての文を引用してみよう。

ここから引用:

この中の「Dolphin Song」がめちゃくちゃ好きで、
「ほんとのこと知りたいだけなのに 夏休みはもう終わり」
という言葉が私の人生における重要なキーワードになっております。
(中略)
例えば人生の中で迷いを感じ、自分の中に混沌を見出す。
そんな時間を表しているように私は感じます。
オムニバスドラマをさらにカットごとでシャッフルし、わけわかんないけど流しちゃえ、的な。

→引用終わり

めちゃくちゃ好きなわりに理解度が足りないよ、というツッコミはなしで(笑)
改めて聴いてみりゃサンプリングにシャッフリング
他の曲にもBeach Boys初め色んなアーティストの曲が混ざり交わり
何にもわからない時に自分が感じていたことは全くの「大正解」で
今になってその偶然にただ驚いています。

上の文章を書いた頃、そしてフリッパーズに出会った頃は
「ほんとのこと知りたいだけなのに 夏休みはもう終わり」
がそのときの自分の中に石塔のようにどん!って建っていて、
どうして?という疑問形の中に生きていました。

数年の時を超えてたくさんの事実がひとつの糸としてリンクし
めまいがしそうになりながらもう一度この「God only knows」を聴いてみると
あの頃理解できなかった詩の内容がさらにがつんと入ってくる。
ちょっと考え事をしていた心を読まれたかのように。

文章にするにはまだまとまらずに熱いままぐちゃぐちゃしていて
ここには書けないこともまたこの話には絡んでいて
ああどうしようー!!
と一人で気絶しそうになっています(笑)誰か助けて。

またまとまってきたらここに続きを書きます。
いつになるか、自分でもわからないけれど。

投稿者 Minako : 00:06 | コメント (215) | トラックバック (1)

2005年05月31日

眠れぬ夜にロックを聴いた。

昨日は就寝午前3時。
バカなんだよね、寝る前にロックなんて聴くから。

グレゴリオ聖歌から椎名林檎まで
音楽を約千年間自由自在に行ったり来たりの私ですが
その「音楽療法」的なアプローチなんかも興味があってですね。
寝る前にはこんなのが適している、っていうのがあるんです。一応。
わかっててやってしまったわたしはバカ以外の何者でもない・・・

昨日のお品書き(聴いた順・適当にリピート挟む/アルバム名略)
Beach boys→Queen→Pink Floyd→King Crimson→Led Zeppelin
バカでしょ?
安眠したきゃ再生順逆だ、っつうの(笑)
もっとも、安眠する気なしだね。この並びじゃね。
いやでも、温泉における「かけ湯」みたいなもので
最初にビーチボーイズくらいから始めないとめまいがする気がして・・・(笑)

というわけでビーチボーイズでまった~り。となったはずなのに
調べ物終わって最後ギンギンに目が冴えて困ってた午前2時。

血圧が低くてじめっと雨が続いていて、けれど
どうしてもやらなければいけないものがあったものだから
集中的にロックを持ってきたのがよかったのか。
作業が終わっても眠れません、先生!

ちなみに安眠したい人、エレキがバリバリとか低音のビートが速いのはだめです。
どうしてもロックにこだわりたい人はまったりのバラード系がオススメ。
↑に書いたようなロックは神経が高ぶって眠りについても熟睡できないんだって。

そういえば今日家教の教え子が「洋楽を訳して」投稿する、
っていうのが新聞にあったんだけど、って話を持ってきたので
やってみなよー、ロック!プログレ!と薦めてみました。
彼女は洋楽を聴くものの中学生なので
当たり前ですがプログレが何たるかを知りません。
http://www.office-may.net/progre/index.htm
『プログレッシブロックを日本語で歌う会』
↑こーいうのやってほしいって説明してみたら
「一応教職(←私のこと)なんだから変なの薦めないでくださいよー(爆笑)」と言われました。ちぇ。
・・・なんでだよう、最近(彼女が)セックス・ピストルズ聴いてるくせに(笑)

王様みたいにウケ狙い系じゃなくて、
まったく真面目に訳して欲しかったんだけどなー。
「21st. Century Schizoid Man」とかさ。辞書直訳みたいなので。
かえって英語がわからない子供の方がいい訳するかもしれないじゃん?
私なんかが下手に意訳するより。

さて、今日は大人しく寝ます。
またZeppelinを聴きつつおやすみなさい。(←寝る気なし)

投稿者 Minako : 23:37 | コメント (409) | トラックバック (0)

2005年05月07日

GW中のBGM

最近のBGM。
備忘録みたいなものなので、独り言モードONです。

今日(7日)は偏頭痛がひどくイミグランの副作用でひどい肩こり。
こんなときはまったりとガラスの部屋(ペピーノ・ガリアルディ)
ヒロシです・・・・ヒロシです・・・ってやつ(笑)
実は最終兵器イミグランは残り2錠(1錠あたり保険効いて薬価300円)に
なってしまったためになんとか偏頭痛の原因、血圧を上げようと
My sharona(The Knack)なんかを聴いてみたりしたんですが全くの無駄。
HRとかHMとかほとんど持ってないんだもん・・・

↑の2曲でわかる人はわかるな、私のお笑いの趣味が(苦笑)

ちなみに前1週間の選曲。

We will rock you
Have you never been merrow
The power of love
Locomotion
Sugar baby love
Mr.Moonlight
Morning train

・・・横文字で書くのがめんどくさくなってきた。

あとビーチボーイズ、ライチャス・ブラザーズ、パーシー・スレッチ
いつものレゲエにそれからそれから・・・。
こう書いてみると、相変わらずめちゃくちゃだなー(笑)
有名な曲ばっかりって?
だって普段ひとり誰も知らないようなジャンルと曲を
全然別のところでやってるのでそんなツッコミ全然気にならんわ。
勉強仕事以外で音楽を聴くときは気分のままに流すのが気持ちいいんだもん♪

ホントはこれに加えてどっぷりとビートルズに浸かっていたのですが
人にあんまり言いたくない・・・だって今の気持ちがバレバレなので(苦笑)

このブログの更新に少し間が出来はじめた理由のひとつには
毎日ちょっとした事情があって別の場所で書き物をしているから、なのですが
上の選曲を見るとその日に書いたものとなんとなくリンクしていて
自分でどの日に何をヘヴィ・ローテーションで聴いていたのか
書いたものと照らし合わせて見るとひとり面白かったりします。

これ以降は音楽ネタではないので、追記に入れて一度切ります。

私はブログを見てのとおり「書く」ことが三度の飯より好きなので
その毎日している書き物も、最初はおそるおそる
果たして毎日続くんだろうか?とそろっと足を突っ込んでみたら今は楽しくて仕方がなく。
初めの1週間は書くことがぶわーっと溢れ出して逆にカットしまくり
その後はネタ探しに毎日血眼で右往左往し
仕事の疲れでPCの前で舟をこぎつつてれてれ書いていたり
はたまた字数にまとまらず1時間もモニタの前で悶絶してたり
色々なことはあれどとにかく楽しいことは続くのです。

途中ブログが本当におざなりになっていた時期もありましたが
「書く」ことへの体力がついてきたようで
最近ではブログ書いて、そっち書いて、また個人的な日記書いて
書いて書いて書きまくってる状態。
毎日何かを書くことへの自信がついてきたと思うな。

思えば学生時代日記っていう宿題を出されたことがなくて
毎日何かを書くっていうのはこれが人生で初めて。
日記を書きなれている人にはなんてことのないことでも
日記=ただ自分がしたことをダラダラ書きつらねるではなく
何かしらテーマを見つけて書くことだと思っている私には
毎日書かなければいけないということは少しプレッシャーに感じる部分もありました。

ただ今回は100%自分の意志で始めたことだから
途中で挫折したくない、というのもあり
またどこまで自分が自分に課した宿題についていけるか
試験的に始めてみたことでもあり
これを継続することによって何かを発見吸収できれば、
と自分をブラッシュアップしたいという意志もあってのことです。
タダでは転びませんよ~。いい意味で貪欲になりたかったし。

たまに自分でも驚くほどに創ることに対してストイックになってしまう
という性格上の欠点もあって、
ある程度の熱と力を保ちつつ書くことを大前提に置いている今
自分の内面と言葉を生み出すことが切り離されて考えられるというか。
今までより言葉を選ぶことがスムーズに行くようになったと思う。
これは私にとってプラスな面。

今日BGMをあげてみて、自分の今の内面が少し読めたので
今後の見通しと書く方向性みたいなものが
少し見えてきた気がしています。
めちゃくちゃな趣味の中にも役立つものってあったんだ(笑)

投稿者 Minako : 23:48 | コメント (339) | トラックバック (0)

2005年01月11日

KANちゃま

この前のカラオケでまた思い出した、KANのお歌。

いつも忘れた頃にしか思い出さない(笑)KANの歌は
決まって断片的な記憶しか戻ってこなくてその全曲を探すのが大変。

今回は
「いつから君はどんな風にぼくを 痛むほどに好きになっていたの」

正解は「すべての悲しみにさよならするために」でした。
この歌はKANの中でも特に気になる詩でして

「これから二人に起こり得るすべてを許せるとき 愛は終わらない」

この一節がまるでキリスト教の大きなテーマ
「許し」にとっても似ているので。
これは男女のことだけじゃなくて、人間対人間でも同じこと
全てを許すということは、相手の存在を全く「肯定」すること。
でも、相手がすることなすことを全部受け入れるということじゃないのよね。
「あなたは今ここにいる。」ってその存在を肯定すること=許し、なのかな。

ちなみにKANは元々クラシックピアノ弾きで
作品の中にはピアノの弾きがたりもたくさんあります。
楽譜を買って弾いてみるとジャズっぽいノリもあったりで
KANの曲を弾いて初めて「ジャズって面白いかも」って思ったの。

何しろ「即興」やりなさい、って言われると
じゃパイプオルガンで弾いていいですか、てな感じだもんね。
ジャズの即興なんて夢のまた夢。
折角ピアノ弾きに生まれたんだから(笑)一度はやってみたいんだけど。

昔から好きで自分と誕生日が同じなビリー・ジョエルの
「ピアノマン」もいつかは弾きたいって思って10年はたつなあ・・・。
生涯一ピアノ弾き、です。私も、きっと(笑)

で、KANちゃんなわけですが。
東京に出てヒマな学生時代に行きましたよ、カフェ・ド・ロペ。
そのとき丁度遠恋の彼氏がいたのに、
馬鹿馬鹿しいと思ったのか(苦笑)付き合ってはくれなかったけど
青山、カフェドロペでカフェオレ、渋谷のミニシアターで映画
目黒で飲んだくれだけできなくて、数年後目黒リーマン時代にやりました(笑)
KANちゃんファンならわかってくださると思います。ええ。

↑こんなにはまったのに、なんで忘れた頃にしか思い出さないんだろ。
でも忘れた頃にでも思い出すから「好き」なのか。

投稿者 Minako : 23:06 | コメント (62) | トラックバック (0)

2004年11月02日

Captain Jack

最近また自分の中で火がついてる、キャプテン・ジャック。

今日公式サイトを見たら
基本的にカヴァー曲が多かったのね。
ホントによく聴いてる曲に「Only You」ってのがあったんだけど
歌詞を見たらプラターズのカヴァーだった。
気づけよ。自分。

高校時代に知り合った友人のN子の影響で
高校前半はどっぷりオールディーズばっかり聴いてたわたし。
周りはその頃ブレイクしたマライアとかUB40とか、まあ色々そういう洋楽が流行ってて
その中でナンシー・シナトラのマネとかしてた(笑)私とN子なわけです。
部屋でアメグラ(サントラじゃなくて本編の映画のほう)を
ミュージック・クリップ代わりにガンガンかけてたもん。
プラターズなんて主なのは歌詞なしで歌えるよー。

その後高校の後半で死んだ恩師の影響でビートルズにどっぷり浸かる。
受験の思い出はビートルズとセットだな。
流れとしては正しいな、だって初期のビートルズもオールディーズのカヴァー多いもん。
その点も入りやすかったのかもね。

で、キャプテン・ジャック。
大学進学で東京に出てきた頃にHMVかどこかのCD屋で知り合ったCJ。
その後プレステの「DDR」シリーズで使われてたなあ。

大学入った頃、実を言うと一時期クラブ通いにハマってまして
講義が終わると学食で何か食べて
サークルの部屋で先輩とまったりして
それからよっこらしょ、と山の手で渋谷に出て
とあるクラブに入り浸ってました。
朝まで音に浸って、踊って、疲れて外でしゃべっては酒を飲み
始発で家に帰ってちょっと寝てまた大学行って、↑に戻る、
という生活をしばらく送ってたのかな。

今の私の外見とか書いてるものとかやってることからは
およそ想像もできない生活だな(笑)
おそらくお金が底をつくまでクラブ遊びを続けてたんだと思う。
行くうちにそこで会う友達とか、変なおじさん達(DJとかetc)とかと
一緒に踊ったり音楽の話したり、果てしなくおごられの酒を
朝まで飲みまくって飲んだくれてタバコの煙にいぶされて
退廃的な生活をしてたわけです。

まあそのクラブは洋楽じゃなかったので
キャプテン・ジャックがクラブシーンで流行に乗ってガンガンかかってた頃は
全然知らなかったんだよね。
CJとの出会いから数年の時を経て現在またちょっとしたことで出会って
やっぱりCaptain Jack好きだな、って思ったわけで。

音楽趣味の一貫性のなさ、というのは自分でもわかってて
流行とかマイナーとか全然関係なくて
ただその時の気分で聴く音楽が、普通の人より触れ幅が大きいってだけ。
じゃないのかなあ?

休みの日はお昼を作りながらCJとか椎名林檎嬢を聴いて
食べてる間はバッハのブランデンブルクを聴いて
またPCでキャプテン・ジャック聴いて、用事が済むと
よっこらしょ、とピアノに移動してベートーベンやショパン弾いて、
みたいな生活してます。

おかしいかなあ?

自分の中ではこれでしっくりきてるんだけどな。

このまま行くと、キャプテン・ジャックのアルバムが全部手元に揃いそうな予感(笑)

投稿者 Minako : 23:35 | コメント (691) | トラックバック (0)