クラシック



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アーティスト tablatura
シーン別 スピリチュアル
オススメ度 Goo!
コラム
タブラトゥーラというのは、西洋の古楽器バンドで、リュートのつのだたかしをはじめとした結構マニアックなルネ・バロ系のバンドです。
そのサウンドは、本家中世・ルネッサンス(私の専攻だね。ちなみに)ものあり、現代曲あり、アレンジありの
なかなかおもしろいサウンドをしています。ピッチがバロックだから聞きなれない人には新鮮、
またクラシックをやっている人にも改めて新鮮。
私はバロックピッチに慣れてしまっていますが、それでも宗教曲でない曲―同じ古楽のジャンルでもいわゆる「世俗」と呼ばれている、
宗教者でない人々の毎日の生活から生まれた音楽はあまり聴かない(聞いてるひまがない)ので、美しい詩と当時の風俗生活がわかる旋律はなかなか興味深いものがあります。
宗教曲では各節にあわせた、または個々の聖書にあるエピソードを歌うものがほとんどですが、
世俗は恋あり、涙あり、悲しみあり、仕事のための音楽あり、今で言うポップスなわけです。
数百年前のポップス。心惹かれませんか?
無国籍でいて、タマシイを揺さぶる音楽。私の魂は大きくゆれました。
(2000/3/10筆、大幅に加筆訂正)

記入日時 2003/11/13/13:25:12

グレゴリオ聖歌―天使の歌声
アーティスト ダウンサイド修道院合唱団
シーン別 作業中BGM
オススメ度 マニアック
コラム
図書館にたまたまあったから借りてみた、というCD。
たまには身内以外のグレゴリアンが聞きたいと(笑)

グレゴリオ聖歌だけだと思って借りたらなんのことはなく、オムニバスアルバムでした。
半分くらいはモンテヴェルディやガブリエリなどの中ルネ合唱曲です。
このアルバムの一番最後、サルヴェ・レジーナはとても懐かしい大好きな曲。
ベネディクト会修道院の「寝る前の祈り」のトリを飾るのはこの祈り、かつて短い夏を過ごしたドイツの修道院で毎日これを唱えておりました。
今でもうろ覚えながら全部諳んじることができますよ。

ただ聴いていると微妙に音がずれているのがわかり、そこは微妙・・・・自分たちが歌ったのもそうだけど(笑)
かつて師匠が市販のCDは聴いてくるな、指導の邪魔だから、みたいなことを言っていたけれど本当かも。
全然関係なく普通に楽しむには美しい声が一杯に広がり、石造りの建物がわかる響きなので入門編にはオススメです。
(2003/11/11)

記入日時 2003/11/11/14:30:37

「アルルの女」「カルメン」組曲
アーティスト ビゼー
シーン別 おめざ
オススメ度 超オススメ
コラム
 クラシックの中でも、1、2を争うくらい私の中では大好きな曲です。
どちらも第一、第二組曲があって、どちらもどの曲も大好きで、今までCDもMDも自分では持っていなかった
(実家に、古いレコードなら・・・)ので、買ってしまいました。
両方とも有名な曲が多く、カルメンの「闘牛士の歌」や、最近ではフィリッパ・ジョルダーノがカバーしている
「ハバネラ」、アルルの女では「メヌエット」「ファランドール」など、一度は学校やらテレビやら映画やらで耳にしたことのある人が大半だと思います。
 娘カルメンと闘牛士の恋を描いた「カルメン」は今日でも世界中で上演され
日本でもよく見かけることがありますが「アルルの女」は対照的にほとんど上演されていないのが現状です。
「アルルの女」は、1872年にリーフレットから引用すると「メロドラマ」として書かれましたが、その劇中に「アルルの女」は一度も登場しないというとてもミステリアスな作品(?)。
上演されることがないので、一般的にはコンサートで聞く以外に生音を聞くという機会がないのですが
クラシックの世界にも流行のナンバーというのがあって、ここ最近ではなかなかどうしてコンサートのプログラムには入ってきてくれません。
有名な曲が多いせいか、アンコールなどでばらばらに演奏されているのはよく耳にしますが。
 その曲のすべてが、軽めで一曲一曲がクラシックにあまりなじみのない人にも聞くに堪えうる長さで構成されているので、私的にはオススメの一品です。チャイコフスキーの「悲愴」とか、マーラーとかワーグナーなどの重戦車がお好きな人には軽すぎてダメかもしれませんが、
全編にわたって木管が実にやわらかく美しく鳴るので、ちょっと聞くのにも朝のおめざにもぴったり。
木管のサキソフォーン、フルートが美しいのはもちろんですが、「カリヨンの鐘」のトランペットやホルンの金管もその本来の大きなかっちりした音ではなく、丸みのある憂いを含んだ優しい音。
やっぱり、恋愛物だからかな?前述のサックスに至っては、優しさを通り越して、艶っぽい(笑)
 実は、私がフルートを始めたきっかけはこの中の「アルル」第二組曲の「メヌエット」を聞いて。
金昌国というフルーティストのリサイタルに出かけて、初めて生で「メヌエット」を聞いて私はすっかりフルートのとりこになってしまったのでした。まだ、自分では上手く演奏できないですが。
(2001/2/19筆)

記入日時 2003/11/10/00:11:58

交響曲第6番「田園」
アーティスト L.V.ベートーベン
シーン別 ヒーリング
オススメ度 まあまあ
コラム
いろいろと問題も多き春休みも終盤にさしかかって、やっとのことで得たつかの間の休暇をすごそうと伊豆に戻っています。(半分バカンス気分)
実家には両親が若いころに夢中になって買い揃えたクラシックのレコード全集があって、
私は幼いころからこの全集からレコードを引っ張り出しては、大好きな音楽に浸っていました。
今ではレコードプレーヤーが私の部屋にしかないので、深夜自室に戻ると必ず一枚聞いてから寝ています。
そのなかでもこのベートーベンの交響曲第6「田園」は部屋の窓から見える太平洋とのどかな緑の借景にとてもよくマッチしていて、私にとって日頃のストレスを癒す大切な時間となっています。
加えて私は長い時間レコードの音で育っているため、今一つCDのいんちき臨場感になじめず
東京にいるときにはほとんどクラシックを聞かないので、ここでクラシックの聞きだめ?といわんばかりに代わる代わるレコードを聞きまくっています。
ベートーベンはわりと日中に、寝る前はラヴェルのボレロやチャイコフスキーの三大バレエモーツアルトなどです。
このレコードたちは年輪を重ねるごとに渋い、いい音を放つのですっかりはまってしまっています。
録音自体がもう30年以上前とあって、今は亡きカラヤンの全盛期や、ほかの名指揮者たちの艶やかな演奏が一瞬にしてよみがえります。剣の舞なんかはハチャトゥリヤン本人が指揮をしているという珍しいものも。
(2000/3/31筆)

記入日時 2003/11/10/00:09:38

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