洋楽



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フィリッパ・ジョルダーノ
アーティスト フィリッパ・ジョルダーノ
シーン別 刺激的
オススメ度 まあまあ
コラム
今さらだけど、フィリッパ・ジョルダーノのデビューアルバムです。
フィリッパの曲を知ったのは(多分大多数と同じく)CMだったけど、私にしては珍しく聴く気になったアレンジCD。
元々正統派クラシック街道をてれてれちどり歩きで(信用性無いな)歩んできた私には、アレンジ版なんて「どーでもいい」存在なんです。
クラシック層を厚くしようとか、なじみの無い人にもクラシック、とか、そういうレベルの話じゃないので。
小さい頃からきちんとした、って言い方も特権階級意識っぽくて好きじゃないけど・・本物のクラシックを聴いてきて、自分も演奏してきて、「クラシック」というジャンルが好きなのです。
だから、アレンジしなくても「原曲」で十分満足しているんだよね。

例えばバッハの原典演奏やります、ちゃんとクラヴィコードで、とかピアノフォルテで、とか言うのだったら興味ある。というかむしろやってください(笑)

…なんだけど、先のグレゴリオ聖歌でポップスを、みたいなのは「嫌い」です。
聴いてみたら何のことはない、純正律・ノンビブラート・教会で歌ってるだけじゃんかよぉ。だったので。
グレゴリアンの名を引っ張る必要が無いじゃない?

話は脱線したけど、このフィリッパは元々オペラ歌手として訓練された方です。
アルバムでも古典が半分、新曲が半分で、古典は結構いいかもという印象。でも、元ネタを知らないと面白くないかも。
テバルディとかマリア・カラスが歌う「トスカ」とか「カルメン」の元ネタを知っていた私は結構面白くて、何度か聴いてしまったのだけれど。

だけど、自分で「クラシックを聴きたいな」って言う気分の時にはセレクトされないんだよね。
しかも「タブラトゥーラ」がクラシックジャンルなのに、これは洋楽に入れられちゃってるし。
なんでだろうな。

記入日時 2004/06/07/00:45:23

Legend
アーティスト Bob Marley & The Wailers
シーン別 ノリノリ
オススメ度 Goo!
コラム
久々に買ったCDは、なんと今までほとんど聴いたことのないレゲエ。
私、数年前までレゲエ大嫌い人間だったので・・・人間って、変わるもんだわ・・・・
このBGMのページも、クラシック、古楽、オールディーズ、ラテン、ついにはレゲエデビュー。
いかに節操なく音楽と接しているかがバレております。
もともと歌詞を深く聞くという性質ではないので、自分的に音の気持ちいいものが多いかもしれない。
一日中一晩中でも音を聞いていたい衝動があったり、逆にほんのちょっとの音もわずらわしい日が
あったりと日々自分の中には大きな波があって、よく自分でも苦労する(笑)この衝動。
最近気づいたことは、自分って普通の人が音楽を聴く基準では決して音をセレクトしていない、
ということかも。もともと歌詞のない世界に生活していたというのもあり、歌詞ってあんまり
自分にとって重要じゃないんだな、と発見(いまごろ気づくなって?)
逆に、自分が声を出す時には歌詞をじっくりじっくり鋭く感じながら歌うんだけど。
話が脱線してしまっているので、ボブ・マーリーに戻そう。
このCDは、「レゲエの神様」の異名をとるボブ・マーリー(died in 1981)のベスト版。
オーストラリアで初めて出会ってずっと気になっていた「No woman no cry」に9年ぶりに再会できた
とてもラッキーな一枚。
ほかにも代表作がいっぱいの一枚。
よ〜く歌詞を聞くと、深いんだ、これが。
「Get up, Stand up, Stand up for your right,
 Get up, Stand up, don't give up the fight」(Get up Stand up)
Boomの宮本さんとYami boloのレゲエアレンジ「島唄」を聴いた時も感じた、詞のスケールの大きさ。
リズムで曲を判断しちゃいけませんわね。ほんと。
(2000/9/29筆)

記入日時 2003/11/10/00:20:58

A day without rain
アーティスト Enya
シーン別 作業中BGM
オススメ度 超オススメ
コラム
大好きなエンヤの、最新アルバム。
前回エンヤのベスト版について書いた時に、ヒーリング・ミュージックというくくりにしてしまっていたけれど、
それ撤回(笑)大体、ヒーリングという分類をして自身が音を聞いていないから分類してみてもしょうがない。。。
ケルトの風も感じれば、言霊も感じることができる彼女の音は何かのカテゴリでくくってしまうのがもったいなくて。
 今回のアルバムは、英語、アイルランドの土着の言葉ゲール語、そしてラテン語。
私はグレゴリオ聖歌&中ルネ(中世&ルネッサンス)を歌っていて、それらは全部ラテン語だから歌詞カードを見ても一緒に歌えるのがまたうれしいね。
ゲール語のひびきは今回も前回に増して美しく、彼女の歌うラテン語もまたなんとも言えなく美しい。
 ここ数年何となく自分の音楽に対するスタンスはもちろんのこと、
「音を聞く」という姿勢や意識が普通の人と違うのではないかとようやく気づき(今ごろ?)
自分は果たしてどんな風に音を聞いているのだろうと意識しながら聞くようになったのだけれど
どうも「歌詞」が完全に頭から抜けてるらしいということが判明。
周りに絶対音感の人がいないからなんとも比較のしようがないんだけど、
まず何かCDを聞く(何かしながらでなく、音に集中して聞く)としますね。
そうすると、大体一度で旋律や高さなど音に関する情報は再現できるようになっているんだけど、じゃあ歌詞カードを見て歌ってねと言われるとぜーんぜん歌えない。
それどころかカードを見てもどの音にどの言葉が乗るかさえおぼつかないありさまで、結果として音だけがすっと入って、歌詞はどっか行っちゃってるわけです。
あとから音に歌詞をのせるというのは自分にとって至難の業で、これが逆に言葉が先に入ってる人を見るとうらやましくてならない私。
カラオケなんかに行って、一度か二度聞いた曲をすっと歌える人ってたぶん、言葉が先に入ってるんだよね。
私がカラオケでちゃんと歌を歌えるようになるまでは大変なのです。
あるいは自然に音を聞き流す癖がついてるのかも。いちいち反応してると神経が疲れちゃって。っていうことはしょっちゅうだから。
 えっと、エンヤのページだった、そういえば・・。
結論で言って、言葉がない状態、「音」が美しい曲にどうしてもひかれがちになるのはしょうがないことなのかな、と思い始めた今日この頃なんだけど。。。
 そうだそうだ、↑に書いた「言霊」だった。言の葉に宿るたましい。
エンヤの詞はライアン夫妻の妻のほう、ローマ・ライアンが彼女の状態を読み取って作っているのだけれど、
詩人でありアーティストであるローマの詞は曲をつけなくともそれだけで十分に美しい。
英詩というのはまぁ読んで美しさを味わってくれとしか言いようがないところもあるのだけれど、
音がわりと平坦で韻を踏みにくい日本語と違って、流れるようなイントネーションと響きの良い韻が美しさの第一条件でしょう。
英語の詩の美しさが理解できるようになるまでは私もかなりの量の詩を読みふけったけれど、
一度こういうものだと形がわかってしまえば、あとは日本語の詩と同じく自分の好みで読み進めることができます。
ローマの詩は時に前時代の香りをともない、時に異郷を感じ、時に時代や場所を感じさせないスケールの大きさが私のお気に入り。
本当に美しい言葉になかなか出会えなくなってきた昨今、これはまさに「言霊」ですよ。本当に。(2000/11/13筆)

記入日時 2003/11/09/23:52:11

Paint the sky with stars
アーティスト Enya
シーン別 ヒーリング
オススメ度 超オススメ
コラム
エンヤと私との初めての出会いは舞台の上。高校時代劇中で使った音楽。
プラネタリウムを見るシーンで暗転の中に流れる、エンヤの「ウォーターマーク」。
彼女の曲、歌というのは彼女自身の声によるハーモニーによって構成されているので、
曲を聴きながら作業のできない私にも耳障りでない「やさしい聞きごこち」を与えてくれる。
彼女はアイルランド人で、歌詞の一部にもゲール語が使われているのも興味深い。
エニグマに使われているグレゴリオ聖歌にしても、エンヤの音楽にしても、重要なのは
歌詞や旋律ではなくて、その深い「精神性」を基とする音楽だということ。
「スピリチュアル」という単語で言ってしまえばそれまでだけど、声が聞こえると言うより
そこに「魂の叫び」を感じると言ったほうがベターな気がする。

このアルバムは彼女のベスト版なので、聞く価値あり。(2000/11/12筆)

記入日時 2003/11/09/23:47:06

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