ウェッジウッドが欲しいけど、何から買おう・・・
ウェッジウッドが欲しいけど、カップも何種類もあるしよくわからない・・・
そんな人も多いと思います。私も最初はカップ&ソーサーからコレクションをはじめました。
日本で売られているウェッジウッド製品の大部分がカップ&ソーサーで、
日常のテーブルウェアとしてある1つのシリーズで全部のアイテム(ティーセットやプレートなど)揃えるという人よりも、圧倒的にカップ&ソーサーのみを集めるという人が多いという事実を表しているのではないかと思います。
★カップ&ソーサーは何種類?
ウェッジウッドのカップ&ソーサーは大きく分けて紅茶用(2種類)、コーヒー用(2種類)、そして紅茶珈琲兼用(2種類)、全部で6種類に分けられます。
もちろん紅茶が好きな人は紅茶用カップだけを、珈琲が好きな人は珈琲用カップだけを集めるというのは当然の話ですが、どちらか迷っている、またはお客様用にと買われるなら是非兼用カップをおすすめします。
ちなみに私も最初は兼用ばかり買っていましたが、最近は形より先に柄を見てバランスが取れている方の形を買うことにしています。
紅茶カップ
ピオニー |
紅茶カップ
ヴィクトリア |
兼用カップ
リー |
兼用カップ
デルフィ |
珈琲カップ
キャン |
珈琲カップ
ボンド |
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★カップには決まり事があるの?
紅茶用カップの代表、ピオニーシェイプだけは伝統的な紅茶カップの形なので、珈琲や他の飲み物に転用するというのは難しいと思います。ですが、他の4種類のカップは自由にアレンジのきくカップです。
例えば我が家では、
☆紅茶用のヴィクトリアをデミタスカップ代わりに・・・
ヴィクトリアのカップはV字型で口が広いので、生クリームやスチームミルクがたっぷり乗せられます。本来デミタス用のボンドやキャンより見た目もスマートで中身もたっぷり(エスプレッソなら2ショット入ります)楽しめるからです。
☆ボンドを中国茶カップに・・・
容量が100ccちょっとと、デミタス1ショット用なのでとても小さいボンド。私はいつも欲張って2ショット飲むので(笑)ボンドでエスプレッソは飲んだことありません。上に生クリームも載せられないし・・・。ですが、その小ささが中国茶の湯呑みみたいだな、と思って最近は中国茶を飲んでいます。
★カップの手入れ、保管はどうするの?
一番は定期的に使ってあげること。食器棚に飾りっぱなしではどうしてもホコリがつきますし、ウェッジウッドという窯自体デイリーユースの食器が多いので、折角買ったのですから食器を楽しみましょう!
使ったらすぐぬるま湯で洗うのが良いそうです。その際絶対にスポンジでごしごしこすらないこと。柄が薄くなったり、金彩がはげたりします。
☆飲み終わってすぐ洗う時
我が家ではスポンジにたっぷり泡を立ててまず「泡」をカップに落とし、スポンジは一切カップに触れさせず泡で洗います。大抵の汚れはこれでおちるので、ぬるま湯ですすいだ後最後に少し熱くしたお湯で流して(こうすると水はけがよいそうです)布ぶきんで水分を取り、収納にしまいます。
☆すぐ洗わなかったので、底に珈琲や紅茶のシミが・・・
しばらく置いてしまって底にこびりつきがあるときには、ぬるま湯でさっとすすいだあと湯を口まで張り、洗剤をたらして5分程度放置するときれいに取れますよ。(中側に模様があるカップはおすすめしません)
注:水にカップごとつけっぱなしにすると、柄が薄くなる原因になるそうなのでやめましょう。
☆長く保存しておいたらシミや汚れが・・・
シミがついていてさっと洗っただけではとれないときは、100円ショップで売っている白い研磨スポンジ(スーパーでは「激落ち!」などと表記されています)でなでると大抵の汚れはとれます。このときも柄や金彩の部分はごしごしこすってはいけないそうです。
☆保存の仕方 (我が家の例ですので参考程度に・・・)
私は普段使わないカップはエアキャップ(ぷちぷち)でくるんで保管しています。今は実家で母の食器棚ですし、出し始めたらきりがなく結構スペースをとるので、飾っておく分を10客、後は収納しておくと決めています。
ソーサーはボンドとキャン以外全て同じ大きさなので、間にエアキャップやペーパーナフキンなどを挟みタテに10枚なら10枚積んでそれごとエアキャップでくるんでおきます。
カップは1個ずつエアキャップでくるんで、プラスティックの引き出し(ホームセンターで売っています)に収納しています。
その際どの引き出しにどのカップをしまったか忘れないように、ポラロイドかデジカメでカップの写真を撮っておき、引き出しの前面に貼っておくようにしています。
食器も長く使えば口の部分の柄や金彩が剥げてきます。
それは避けられないことですが、長く使って柄が薄くなったカップというのもそれはそれで愛着や味が出てきますし、銀のカトラリーが時間を経て段々鈍い輝きになっていくように、使い込んだ感触もなかなか良いものです。
時にして手入れが煩雑で面倒になることもありますが、正絹の着物と同じように長くきれいに保つためにはやはり毎度毎度の手入れが一番大切だと思います。
そのプロセスをも楽しめるようになれば、もう立派な洋食器の達人ですね。
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