1900年から使われていたバックスタンプ。
当初はポートランドの壷と「WEDGWOOD」のみだった。
ちなみにこの「ポートランドの壷」がバックスタンプに
使われるようになったのは1878年以降。
壷の下に「ENGLAND」と記されるようになったのは
1891年が最初で、「MADE IN ENGLAND」が記される
ようになったのは1910年以降。
同時期に「BONE CHINA」の刻印も記されるようになった。
上のマークに「BONE CHINA」が加えられたスタンプ。
1902年以降に使われたバックスタンプ。
↑のマークとの差異は「BONE CHINA」「MADE IN ENGLAND」
が必ずセットで描かれるようになった。
1929年からほんの一時期だけ使われていたマーク。
いつ頃まで使われていたのか
詳細なデータが一切なく、流通量は少ないと考えられる。
(カップ:Sheerness)
ちなみにW1770のWとは1879年以降の
ボーンチャイナ製品にあてられた製造番号。
レジャフィックス印刷機という機械でプリントした
1950−1962年の間に製造された
ボーンチャイナ製品のバックスタンプ。
1962年以降使われるようになったバックスタンプ。
壷は黒、下の文字刻印は金。
1973−1980年に使われたバックスタンプ。
商標登録のRマークがつけられたのは1973年以降。
壷は黒、文字は金。
1980−1991年に使われたバックスタンプ。
壷は黒、文字はセピア色。
丸の部分の中央に点がなく、ストレートの線になっている。
1991−1997年に使われたバックスタンプ。
壷は黒、文字はセピア色。
上のバックスタンプとの差異は、
一番下の線の中央に点があるかないか。
ウェッジウッド社創立者、ジョサイア・ウェッジウッドの
没後200年記念年限定のバックスタンプ。
一番上に書かれている「Bicentenary」とは「200年」の意味。
(ソーサー:コーヌコピア)
1997年の11月生産分から使われている現行のマーク。
Wの中央にポートランドの壷は健在。
クィーンズウェア製品のバックスタンプ、
1940年から使われている。

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