海外オークション日記(仮題) 〜ページ下部にやさしい語句解説つき〜 |
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★ごく簡単な語句解説★ e-bay 世界最大のオークションサイト。かつて日本版もありましたが撤退しました。 規模は日本のヤフーオークションの10倍と言われています。 どこの国からも参加できる素晴らしいオークション。 公用語(?)は主催国がアメリカなのでもちろん英語。(UKやドイツなど各国にそれぞれe-bayがあり、そちらはその国の公用語が使われています。) ヤフー独自の終了時間自動延長や詳細な終了時間カウントダウンシステム等、バイヤーに甘い制度は一切なしのアグレッシヴでエキサイティングなオークション。 固定価格売り、ダッチオークションもあり。骨董好きなら誰もが知る『サザビーズ』も出品しています。 ペイパル(Paypal) e-bayで取引する人なら高い確率で登録している決済システム。 クレジットカードナンバーを取引相手に知られることなく、相手のメールアドレスを宛先として指定するだけで世界各国の主要な通貨で決済ができます。 逆に相手側受け取ったお金は『バランス』として自分のID(アカウントと言います)の中に貯金され、次の取引時に電子マネー(どの通貨でもOK)として使用可能。 バランスはある程度溜まったら日本の銀行口座に払い出しができる。 (手数料500円+1ドルにつき1円、レートはかなり悪い) ただUSA以外の外国人はカードでしか本人確認ができない。(USAだと銀行口座でもOKらしい) そしてクレジットカードの種類によっては登録できないものも多々ある困ったシステム。 類:Bidpay Billpoint 国際小為替 かつて(20年位前)はあったらしい(というのは、自宅近所の職員がいつものらりくらりのすっとぼけた返答なので事実が確認できません。)今は多分一緒くたに『国際送金』と呼ばれているもの。 住所宛て国際送金(International Postal Money Order=通称IPMO) 『国際送金』のおしながきの一つ。 国際送金は「相手の住所宛て」「相手国の郵便局宛」「相手国の銀行宛」 と三本柱になっているが、e-bayだとセキュリティ上暗黙の了解として 自分の口座番号は絶対に教えない(教えてくれない)ので(大口や業者間取引はこの限りではない)、 e-bayの場合は無条件に「相手の住所宛て」国際送金になる。 ただし送金できる国と通貨は限られている。詳しくは郵政公社HPにて。 通貨単位 各国通貨には国際的に共通のコードがあり、大体がそれらのローマ字の頭文字。 日本円=JPY、アメリカドル=USD、イギリスポンド=GBP、ユーロ=EUR、など。 頻繁な海外旅行や海外滞在経験などのない一切の素人は 国際送金の書類(通貨コード記入欄)に絶対書き込まないこと(ヘタすると記載ミスで全部書き直し)。 郵政公社のおねえさん&おにいさんが書いてくれます。 うちの近所の郵便局は怪しいので、私は自分で書いてますが・・・。 伝票 ゆうパック&EMSの荷票のこと。 問い合わせ番号がオークション取引には必須アイテムのため、 荷物引き取りを郵便局に依頼する際は発送前に控えておくことをおすすめします。 なぜなら、伝票は次の日にならないと届かないので・・・ (ヘタすると荷物が相手方に届くほうが早かったりする。) ちなみに英語では問い合わせ番号をトラッキングナンバー(Tracking Number=追跡番号)という。 遅延情報 日本郵政公社のゆうびん部門HPに掲載されている、国際郵便・内国郵便の遅延情報。 災害やテロ、相手国の状況によって常に更新されている。 郵便局の窓口でもわかる情報ではあるが、我が家の近所のように郵便局員のほうが知らないこともままあるので、HPが一番確実と思われる。 そうは言ったものの実はHPの情報も外務省や相手国郵政システムからの 国と言語を何種類も経由した伝言ゲーム状態だったりするので、一番確実なのは相手国の郵便HP(郵便局EMS追跡コンテンツから飛べます。)に行って調べることです。 EMS 国際郵便のおしながきの一つ。 EMSは諸外国と共通でのトラッキング&配送システムを持っている『国際スピード郵便(Express Mail Service)』の略語で、英語圏の人にもコレで通じます。 EMS網の加盟国なら大体3〜5日で着きます。イヤ本当。 イラク戦時下のアメリカからも4日で着きました。 コレより早い配送システムは民間のFedex等を使う以外ないでしょう。 保険もつけられるし配送完了までトラッキングできるし、まこと便利。ただしコストはいい値段です。 類:通常エア・SAL(国際エコノミー郵便) 通常エア 国際郵便のおしながきの一つ。いわゆるエアメールと言われるのはコレ。 保険もつけられるが、トラッキングシステムは発送国を出るまで(多分)。 書留にしたり色々小細工はできるが、モノによっては元々書留になっているEMSと変わらないコストになってしまうものもある。 別に「通常」ってつけなくてもいいじゃん、って思う諸君、日本ではその通り。 でも諸外国だとEMS、優先エア、通常エア、非優先エア(日本でいうSALよりすずめの涙くらい早い)、とかいっぱいおしながきがあるのであえて私は共通語で勝手に呼んでるだけ。 類:EMS・SAL キッチンタイマー 絶対負けたくないオークションでは必需品。 一応ページには残り何時間何分何秒と表示されていますが、 ヤフーのようにカウントダウンしてくれないので、おおまかにしか時間はわからないことになります。 ebayではスナイピング(終了時刻数秒前に入札してモノをさらっていく)ができないと 人気商品は永遠に落札できないので、ある程度場数を踏んで技術を磨くことも必要。 (ADSLは標準装備。ダイヤルアップでは難しいです。) そんなあなたの強い見方はキッチンタイマー。 ポイントは終了よりちょっと早めの時間をセットして、あとはPCとにらみ合って真っ向勝負。 類:ストップウォッチ スナイピング 終了時刻数秒前に入札して、他の入札者の上乗せ入札をさせずに品物を落札すること。 これが得意な人をスナイパーという。 ヤフーのように終了時間自動延長システムなんて万人平等なまだるっこしいシステムは最初から用意されていないので、誰もが一度は通る道。そしてどんどん上達していく道。 オークションは弱肉強食、良いものを手に入れる道は険しいのです。 しかしスナイピングという逃げ切り技が使えるおかげで、価格の高騰を押さえているという一面もあり結構良いシステムだったりする。 (ヤフー型自動延長では誰かがあきらめない限り永遠に価格高騰が続き、人気商品のオークションは中々終わらない) ただ上手くスナイピングするには、高速回線のほうが絶対的に有利。 ダッチオークション 複数の品物に対して、自動入札なしで競われるオークション。 落札者は高額入札の順に決まっていくが、最終的な落札額は複数落札者の最低額になります。 <例> 品物 ウェッジウッドの某カップ8個 10$〜
ユーロジャイロ 平成4年11月、欧州14カ国の郵便振替機関が共同で開発した電子送金システム。 ユーロジャイロ加盟国は以下の通り。 アメリカ(銀行口座宛送金に限定)、イギリス、スイス、デンマーク(住所宛て通常を除く)、ルクセンブルグ、イタリア、スウェーデン、ノルウェー、ベルギー、オーストリア、スペイン、フィンランド、ルーマニア、オランダ、ドイツ、フランス。 何がメリットなのかって、速さです。 電信扱いになるので、住所宛て送金でもいちいち為替をエアメールで送付しなくても済みます。 日本の郵便では「レタックス」みたいなもので、データだけ相手の管轄郵便局に行って それから紙に印刷され為替となって相手に届くため、圧倒的な時間の短縮になるわけです。 口座宛か住所宛かで差異がありますが、大体平均2〜6営業日くらいで届きます。 ただイギリス(個人が受取人の場合エア扱いになる)、フランス(送金額により使えない事あり)のように かならずしもセオリーどおりに行かないのが難。 ユーロジャイロの第三国経由とは 国際送金はユーロジャイロ以外の国にもできますが、中にはユーロジャイロ網を経由して送金をしなければならない国があります。 オーストラリアとフランス領の一部では、それぞれイギリスとフランスを一度経由して送金が行われるため 仲介手数料としてそれぞれに定められた一定の金額が1件につき上乗せされます。 というわけで、必然的に到着はユーロジャイロ網に比べて遅くなります。 オーストラリアへの送金は大体10〜20日かかるそうです。 こんな特殊な例を間違える郵便局員もいますので、送金時にはご注意ください(笑) |